歓びを分かつ
街中に建つ家は、
通りからの姿を整えて、
その町の景観を担うという
意識を持ちたい。
さらに通りから玄関に至る短い経路を、
何がしか心ときめく、
歓びを感じる場にしたい。
それはさりげなく、
清清しくあることがいい。
往来する人々が足を止め
豊かな気分に浸る時。
その住まい手もまた、
和やかな気分になるものです。
そして訪れる人が
その心地よさを楽しんでくれれば うれしい・・・。
せめてわが家を建てるにあたり、そんな心のゆとりを持っていたいと思うものです。