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住宅街を歩いてみると、ほとんどの家が道路と平行に建っていることに気づきます。「どうしてそうするの?」とあらためて考えてみると、はっきりとした答えはないように思います。「みんながそうしているから」「昔からそうだから」ということであれば、思い込みに縛られることなく、暮らしの中で一番大切な居心地のよさを基準にしましょう。
家をどんな向きに建てたら、心地よく暮らせるだろう、と考えてみます。敷地や周囲の環境を観察し、シミュレーションすると、この敷地だとこの向きがいいね、という答えが見えてきます。
たとえば、日当たりについて。太陽と家の向きの関係を考えて、冬は日が昇ってから沈むまで、家の中に太陽の光をたっぷりと取り込めるように、夏は朝日も西日も上手に遮ることができるように。隣家や通りからの視線を気にせずに窓を開けられることも重要です。風を通し、景色を楽しみながら暮らせるように家の向きを考えましょう。そのためには、道路に平行ではなく、斜めに建てた方が適している場合はそのようにします。ただし、斜めに建てるときには、周囲への配慮が大切です。緑を植えて角をやわらげることで、街並に調和するように心がけるとよいと思います。

































