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年の瀬に大切な人へ手紙を送ることにしました。いたずら心で、小さな贈りものを同封しようと思いつきました。笑顔を思い描いていると、あれこれとアイデアが湧いてきます。
最後に思いついたのは、花の球根を送ることでした。球根は決して華やかなものではありませんが、ここから生まれるストーリーをきっと楽しんでくださると思ったのです。
土を掘り、球根を植え、青い芽が出て、やがてつぼみが花となる。その間、育てる楽しみと、待つ楽しみを家族でゆっくりと味わってほしい。そして、願わくば、街に一本の花を贈るつもりで、外から見えるところに植えて、道行く人とも楽しみを共有してほしい。そんな想いを込めました。
素敵な街並のために、わが家の庭に一本、花を植えましょう。未来につながる、街への小さな贈りものです。