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子どもが5歳になると小さな花瓶を一つ渡している、という話を聞きました。自分の花瓶を持った子どもたちは、庭や道に咲く花に興味を持つようになり、気に入ったものを手折って、飾るようになるのだそうです。子どもたちは、花の顔はどちらに向けるのか、葉を残すか残さないかとあれこれ考えながら、自分流のこだわりを形にしているようです。
「どうしたら美しいかな?」と考える機会が暮らしの中にあるのは豊かなことだと思います。庭の草花を花瓶にいけるという遊びを通じて、子どもたちは美に目覚めるきっかけを得ているのでしょう。四季折々にさまざまな表情を見せてくれる花も、緑も、木の枝さえも、小さなアーティストたちの素材になるのです。
そういえば、子どもたちのお母さんは、お宅を訪ねたときに、少し色づいた紅葉を、お菓子に添えてもてなしてくれました。庭に花や木がある豊かさが、暮らしに溶け込んでいる。この家で育つ子どもたちの未来がとても楽しみです。































