年月を重ねるほどに味わいが出て、深い魅力を醸し出す家があります。そこには、住む人が家に対して愛着を持っているという共通項があるように思います。
家に愛着を持っていると、その家を大切にして、心地よい状態に保ちたいと思いますから、こまめに掃除をしたり、庭を整えたりします。いつも気にかけているので、小さな変化にも気づき、ちょっとした修繕や色の塗り替えなどをまめに行うので、よい状態に保つことができます。そのうちに、手をかけるべきところ、ほっておいても大丈夫なところが分かってきて、ほどよい塩梅で付き合えるようになります。
ここまで書いてくると、家を育てるのと、子どもを育てるのは、似ているところがあるなと思います。子どもをいつも見守り、必要なときには手をかけて、共に成長していくような気持ちで。家に愛着を持ち、大切に育てていった先には、家族の歴史と愛情が宿るかけがえのない家が育っているでしょう。

































