鹿児島スタッフ, 設計室
リーダー/積算担当
東村 隆行
ひがしむら たかゆき
機能的で美しく
居心地のいい住まいをつくる
私は、今も歴史の面影を残す加治木町で生まれ育ちました。
住んでいた家はいわゆる新興住宅地にありましたが、
北に望む山々や町を縦断する川、南に構える錦江湾は
どれも幼いころの恰好の遊び場で、夕暮れまでの時間を自然と共に過ごす毎日でした。
そんな私が「家」というものを意識したのは、中学生のころです。
通学路に新築工事中の現場があり、毎日の行き帰りにその工事の進み具合を見ていました。
完成が近づくと見えてきたのは、周辺の家とはまるっきり雰囲気の異なる佇まい。
窓から幸せそうな灯りがこぼれる美しい木の家は、こちらに向かって何かを訴えかけているように感じたのを、今もはっきりと覚えています。
*
時が経ち、周りに勧められてとある企業に一度は就職しましたが、通学路で見たその時の感覚がどうしても忘れることが出来ずに、その家をつくった会社「シンケン」の門を叩きました。
入社してからは社員大工・現場管理を経て現在は設計室に所属し、
建物の建築費用を算出する「積算」という仕事を担当させていただいているほか、薪ストーブや木製サッシなどの居心地のいい住まいをつくるためには欠かせない、シンケン独自の建材の調達を行っています。
家は数えきれないほどの多くの材料によって形作られ、その組み合わせ方によって
一つひとつ表情や空間に身を置いた時の感じ方が異なります。
いわばその出来栄えは、素材とその組み合わせ方によって左右される訳ですが、
この仕事をしていていつも感じるのは
「家は単純に費用を掛けたからといって、必ずしもいい家になるとは限らない。
大切なのは交錯した理想の中で、本質を見落とすことなくシンプルにまとめること。」だということです。
街角に置かれている私たちが造る一つひとつの建物は、
お客様の財産であり、街の財産であり、そして私たちの財産でもあります。
一過性の消費を前提とした住まいではなく
機能的で美しく居心地のいい住まいづくりに情熱を燃やし、
人が豊かに活き活きと生きる為の理想の住まいをつくりたい!
という想いを胸に、私の住まいづくりの旅はまだまだ続きます。
【Instagram】 https://www.instagram.com/takayuki_higashimura/
生まれた年 | 1980年 |
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入社年 | 2006年3月 |
シンケン歴 | 19 年目 |
経 歴 | 2006年~ 社員大工 住まいづくり経験ゼロからのスタート! 実践を通じて道具や材料の使い方を学ぶ。 ↓ 2009年 ~ 現場管理 多くの協力業者さんに支えていただきながら理想を形に。 ものづくりの感覚を肌で感じる。 ↓ 2013年 ~ 設計室 資産となる住まいとは? 現場で培ったことを活かし、 機能的で居心地のいい住まいをつくるべく奮闘中! |
家族構成 | 妻、息子 |
趣味・特技 | 家・山・キャンプ・サッカー |
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