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おうちまで含んで、暮らし
それがすごく不思議
住まいと年月を重ねること
1年目はもちろんきれいで。それで、2,3年目は「よごれた!」とか「傷ついた!」ってなる、「味が出る」までの忍耐の時期ですね(笑)そこを抜けるとよくなっていくんです。
うちは今年10年で、これくらい経つといろいろ感慨深いです。
そして、自分より長く住んでる方のおうちに行ったりすると、さらに楽しめて。
この前の福元さんちで、「早くうちもあと10年経たないかな」って思いました(笑)
思うよね、早く!って(笑)
色といい、質感といい・・・
創意工夫とか、愛着も感じます。
そういうところに同感してくれる人たちと
しゃべるってのがまた楽しいよね。
追いつきたい!
けど絶対追いつけないよね(笑)
うちを建ててすぐのときも、
「早く10年経たないかな」って言ってましたもん。
今じゃ、傷も味だし、思い出。
歴史だよね。
時間が経つことでしか出せないものですよね。
それがシンケンのおうちはよくわかる。
そして、木のおうちだから、釘も打てて、足し算ができる家。
それがおもしろいです。
5年、10年して、味が出てくるでしょ。壁がクロスの家だったら、味じゃなくて、汚くなっていく。そこのちがいが大きいですよね。
クロスは貼り替えればきれいになるけど、それとはまた意味がぜんぜん違うでしょうね。
「ずっときれいなのがいい」って思う人と、「時間にしか出せないものを味わいたい」って思う人がいて、シンケンはそっち側ですよね。
床とか壁が日にやけてくのが嬉しかったり。
最初はきれいにしたいって思ってやすりで磨いたりしてましたけど、「忍耐の時期」を過ぎて(笑)、「ま、いっか」って思うようになって。
わが家より年長の家をみてさらに「うん、このままいこう」ってなりました。
暮らしてると、子どもの年代で優先順位が変わりますよね。
足したのがいらなくなったり。
そしたらまた引き算してね。
最初は「子どもがちっちゃいから置けない」と思ってたものがだんだん置けるようになったりね。そういうことができるし、やってもおかしくない。
だから、上の年代の人たちの家が参考になりますよね。「こんな暮らししてるのか!」って。
「あと10年経つとそういう不便なところも出てくるのか」みたいに、
いいところも工夫が必要なところも先に見せてもらえると、
そこに向けて準備ができますよね。
メンテナンスも、自分でやろうと思ったらできる家だしね。
こうやって話してるときに教えてもらえるんですよね。
絶対やってくる、私たちの家のこれからのこと。
こういうつながりができるっていうのはなかなかないよね。
気が合う仲間を見つけられて良かったって思います(笑)
シンケンの家で暮らすって
あの、私たちってどんな風に見えるんですか?
― やー、楽しそうだなって(笑)
多くの人が、便利な方がいい、快適で苦労しない方がいいって思ってるんじゃないかと思うんですけど、みなさんはそうじゃない感じ。
でも、苦労してて大変、というわけじゃなく、楽しんでますよね。
向上心とか探求心とか、そういうエネルギーを感じます(笑)
見たい、聞きたい、知りたい、食べたい、しゃべりたい、
みたいな(笑)
全部「たい」(笑)
― エネルギッシュですよね。目に力がある。
「生きる力」だ!
甘えさせないからね(笑)
子育てじゃないけど、“一緒に育つ”感じですよね、家と。
間仕切りも簡単に変えられたりするしね。
そうそう、うちはあと半年で一人巣立つからまた変わるな。
今は6人家族だけど、10年経ったら3人暮らしだし。
それがまた楽しみ。
シンケンの家に住むって、「暮らしがメイン」って感じなんだよね。
うん、建てるまでは、家と暮らしって別だと思ってたけど、住んだら、ワンセットだよね。
おうちまで含んで、暮らし。それがすごく不思議。
仕事も、「暮らすために仕事してる」って感じ。
おうちは帰って疲れを癒すためだけの場所じゃないんですよね。
だから、休みの日もずっと家にいる(笑)
一日いると気づくことが多くて、暮らすことに楽しみを見つけやすいのかも。
シンケンの暮らしって、「挑戦をやめないこと」みたいな感じかな。
挑戦イコール暮らし、みたいな。ずっとカスタマイズし続けてる。
えらく大きく出たね~(笑)
― おもしろい。暮らしと挑戦。実験っていうか、「やってみて、またやってみる」みたいな。
そうそう、テーブルとかソファの位置を縦にしたり、横にしたり。試しにつけてみて、しばらくやってみてやっぱりおかしかったらやり直そうとか。
そういうのをずっと続けてる気がします。それがまた楽しかったり。
シンケンで暮らしながらその「自由自在」を楽しめるようになっていく感じで。先輩たちに会ったり、いろんな刺激をもらって、やり方をちょっとずつ学んでいくんですよね。
「ただ家を建てただけなのに」、楽しく挑戦し続けられちゃう。それがシンケンスタイルっぽいかな。
ずっと挑戦なんです。子どもが巣立っていって二人暮らしになっても、はたまた旦那が単身で一人暮らしになっても・・・
ひとり楽しそうだね(笑)
― 「ソファの高さがあれくらいだからもうしょうがないね」じゃなくて、もっとよくできるはずだとか、そこをあきらめないってことですよね。
そのとおりです! なんとかなるはずさっていう。
― 助けてもらったらいいし、自分でもやれるしっていう。
そういうのが妻から私に来るんですよね(笑)
作ったら「ちょっと違う」って言われてまた作り直したり。
あ、おかえりー!
(外の子どもたちに)ありがとうね朝、めっちゃ助かった!
なんか、子どもとの関わり合いが昭和のおばちゃんみたいだよね。
ほんと(笑) 前も中学生に「上がっておいで」って言ってご飯食べさせてましたよ。
それも楽しいんです、私の楽しみ。
楽しいお話はつづきます…
次回の公開日は12/26(土)です♫
聞き手の"私"について
はじめまして。鹿児島県 霧島市の海の目の前、友人たちと改修した古民家に、妻と4歳の息子と暮らしています。フリーランスになって約10年、ライターなどいくつかのお仕事をさせてもらっています。
何度かアメリカのカリフォルニアを訪ね、自然との共生や進んだ文化に惹かれています。食材はできるだけ無添加・無農薬を選ぶ傾向があり、目の前の海に癒やされながら仕事に没頭しています(笑)
知人の紹介で「シンケンの住まいづくりを言葉で表してほしい」という依頼をいただいたのがシンケンとの出会いです。家についてほとんど知らない自分でいいのだろうか? と思いながら、広報の森畑さんにいざなわれ、シンケンの家と、住まい手さんの夢に出会っていくことになりました。
このページを見てくださっているみなさまと一緒に、シンケンの住まいづくりを知っていきたいと思います。
わが家にお友達がやってくる♬
なおみさんの好きな時間