2024年1/21(日)

心を掻き立てる スタディハウス ~おなじ敷地に2棟(親・子)で暮らす~

暮らし

トップライトのある書斎
4人の男の子が巣立って かつての喧騒が消えて久しい。

何かと持て余し気味の我が家を もう一度心を掻き立てるような暮らしに戻したい、
との想いが頭をもたげ、仕事柄持ち合わせた好奇心も手伝って、
庭先にコンパクトな「終の棲家」を、と思い立ったのが2016年。

おなじ敷地に建つ親・子世帯の家
どうせなら「シンケンスタイルとは何かを〝議論する場にする 〟」ことを申し合わせて、
計画はプランナー志望の社員(自由参加)の設計コンペからスタートした。

基礎工事までは順調に進んだものの、
お客様優先の社風もあってか?その後の工事は先へ先へと送られて…
計画から6年半の歳月を経て2022年の年の瀬、新旧の2棟共に何とか住まいの体をなして来た。

水面に浮かぶアプローチ
四季を感じる豊かな空間
2棟の建築には 次の世代を担うスタッフへのメッセージとして随所にシンケンイズムが盛り込まれ、
皆でそれを「研究」「分析」「吟味」「考察」する、じっくりと「観察する家」として
「 STUDY HOUSE 」と命名した。

住まい創りを単に、意匠 デザイン 素材と構造 使い勝手や温熱環境ごと と考えるに留めず、
人間の「人情の機微」を知り、これを深める場として活用してもらいたい。

 

住まいの究極の目的は「住まい手の心を掻き立て 悦びで満たすこと」
その設えを持って「シンケンスタイル」と 我々は呼ぶことにしよう。

 

親子世帯の2棟の住まい

はじめに引いた線

同じ敷地に建つ2軒の住まいの間に明確な境界は無い
…が、心理的には互いに超えたくない線がある。

2つの世帯をどう繋げるか?

その塩梅を推し測り、
一本の線を引くことから この計画が始まった。

この線は、これから長い暮らしの要の役割を担うだろう。

STUDY HOUSE88図面

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太陽」と「空気」で働く、 〝あたたかい家 です。
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ぜひ現地で、ご体感ください。