性能と構造

性能と構造 ④

防火構造の木の外壁

モイス + 断熱材 + 杉板
防火構造外壁として 大臣認定 を取得

日本の気候風土に馴染み、建築資材として長年に渡って親しまれている杉材。
その魅力は時間と共に増す風合いと、メンテナンスが必要な時にいつの時代でも手に入る恒久的な価値にあります。

さらに、美しい日本の町並みを目指して、里山でも住宅地でも外壁として使えるよう独自の防火構造 <モイス+断熱材+杉板 の組み合わせ> によって大臣認定を取得。 防火規制の厳しい「22 条地域」での使用を可能にしました。

防火構造の木の外壁

<防火構造に必要な条件>
隣地の火災が起きても30分間
① 破損しない
② 裏面(室内)に熱を伝えない
③ 火災が貫通しない

外壁の燃焼試験

● 高耐久を支える外断熱「外壁の断面」

木の外壁のつくり

● 木を長持ちさせる「ホウ酸処理材」

外壁、デッキ、木塀など屋外に使用する木材はすべて、きわめて安全性の高い「防腐」「防カビ」「防蟻」剤である『ホウ酸塩』を、木材の奥まで浸透させた杉材を使用しています。

ホウ酸は自然界にふつうに存在する天然の物質です。 シロアリや腐朽菌に対して高い効果を示す一方で、人に対する毒性は食塩と同程度であるため、欧米では木造住宅の耐久性向上のために広く使用されている木材保存剤です。

ホウ酸処理材を使用したデッキ