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移住に向け、遠隔での家づくり。
庭でキャンプを楽しむ家
移住に向け、遠隔での家づくり。
庭でキャンプを楽しむ家
もくじ
「キャンプができる家」
テント張りは親子の大切な時間。
内と外のつながりがある家で、
大切な休みの日を
家族と楽しむために
元々は千葉県浦安市に住んでいたけれど、ご主人の実家のある鹿児島に“Uターン”するタイミングで、シンケンの家づくりを選ぶことになった。
ご主人のお仕事は、基本的にすべて“出張”。国際線なので海外に滞在することもあり、休暇の際はまとまった日数が取れるとはいえ、家にいられる時間がとても貴重だそう。
「帰ってきてすぐに
キャンプできるように」
ご主人
キャンプが大好きで、出張の合間に2日間休みがあったとしたらすぐバーベキューしたいくらいなんです(笑)
だけど、キャンプに出かけるとなると準備と片付けに時間がかかる・・・
だから、家づくりを考えるときに「家にキャンプ場をつくろう!」ってなりました。
家族でキャンプをするのが本当に好きだから。
遠隔地でも
安心して進む家づくり
すぐ見に行けない場所での家づくり。不安はなかったのかな。
Uターンを見据えて、浦安のご自宅に住みながら、どんな風に家づくりが進んでいったのだろう。
ご主人
土地はネットで探して、十分な広さと、「実家がある鹿児島市と、仕事で頻繁に使う鹿児島空港の両方に近い場所」ということで、姶良のこの土地に決めました。
土地選びの決め手は、ご家族ごとで本当にいろいろだ。
ご主人
ハウスメーカー選びでは、「地元で木を使った家づくり」をしている会社をイメージしていて、数社の方とお話をさせてもらっていました。
ある打ち合わせのとき、たまたま早い時間に着いたので、シンケンのモデルハウスにも行ってみたんです。それで、入ったらもう「ここだ!」と、心を掴まれたんです。
もう何人もの方からも聞いているお話だし、私も、モデルハウスで取材のミーティングをしたとき、そのままのんびりしたくなるような場所だったなぁ。
そうして、シンケンとの家づくりが始まったんだ。
ご主人
打ち合わせでは、要望を伝えると、居心地を大切にしたベストな提案をしてくれて。
他社さんとお話ししたときは、要望がそのままプラスアルファで付け加わっていく感じで、僕たちがしたいのとは違ったりしたんです。
ご主人
プランの相談を進めていくのが、家族みんな、毎回楽しみでしたね。
求めていた、シンケンの家のワクワク・ドキドキ・“遊び”が、そこに想像できたんです。
奥さま
シンケンのインスタを研究したり、シンケンの本も、穴があくほど読みましたね(笑)
鹿児島に来るたびに社員さんの家に連れて行ってもらって、楽しく真剣に、すみからすみまで見させてもらいました。
「シンケンで家をつくろう!」と決めた状態で写真を見たり、住まいを巡ることを想像すると・・・きっとずっとワクワクしていそう。
奥さま
家の建築が進む過程も、現場管理の東さんがちょこちょこ写真を送ってくれて、実際には見れてないのに、進んでいるのが実感できたんです。
ご主人
地鎮祭と上棟式しか来れなかったけど、「足を運ばないと手を抜かれるんじゃないか」という心配は全然なかったですね。
1日の作業の終わりには家をシートで包み、徹底して雨にぬらさない。
本当に、そこに感動していました。
遠方からの家づくりでも、そこにこれだけの信頼があるというのは、“施主”と“つくり手”の素敵な関係だ。
奥さま
安心して信頼できるシンケンのみなさんとの家づくりが楽しくて、完成したときはさみしく感じるくらいでした。
今でも、キャンプ好きの社員さんとアウトドアに出かけたり、社員さんの奥さまとカフェに行くこともあります。
シンケンでの家づくりを通して、感性が近い友達が増えた喜びがありますね。
不安な気持ちがあってもふつうなところ、その過程は豊かなものだった。
新居に移住するまでの家づくりから、もう“幸せ”の体感が始まっているんだ。
こまやかなこだわりも大切に
奥さま
私が一番気に入ってるのは、やっぱりキッチンです。
元々食器が好きで、見せる収納にもしたいと思っていました。なので、キッチンの収納は“ミリ単位”で話し合いましたね(笑)
奥さま
カウンターの高さもすごくこだわりました。向こうから流しが見えない、ちょうどの高さ。「片付けきれなくてそのまま・・・」のときでも大丈夫!という安心感がほしくて(笑)
オーブンの高さも、リビングに座って中が見えて、出来上がりが楽しみになるように。本当にギリギリまで、高さの調整をお願いしました。
そんな大好きなキッチンだから、来客の予定があると「何をつくろうかな」と考えるのが楽しみで。
私のこだわりに応えてくださって、本当に感謝しています。
シンケンの家づくりでは、“奥さまの心が穏やかになる家”であることを大切にしているそう。こうしたお話を聞いていると、その大切さがあらためて感じられるなぁ。
“つながり”のある住まい
ご主人
外に誘う設計になってるから、庭に行きたくなるんだよね。
奥さま
キッチンと外がつながっているような感じだよね。みんなが外にいても、一緒にいるみたいな。
キッチンに立つと見える窓にも緑があって、自然を身近に感じます。“ブラシの木”があって、「鳥を呼ぶ木」って言われてるんですけど、鳥たちが最近よく来てくれるんです。
「そのつながりがいいんですよね」と奥さま。
キッチンと外の空間とのつながり。
家族・友人とのつながり。
自然とのつながり。
つながりが大切に設計されていることが伝わってくる。
これから
奥さまも、華やかで楽しい食事をふるまってくださって。
火を囲みながら、これからのことを尋ねると、「娘にとって、我が家での大切な思い出が、たくさんあるようにしていきたいですね」と語ってくれた。
子供にとって、自分が育った“我が家”の存在は、本当に大切なものだと思う。
住まい自体が大好きな空間であるとともに、親子共通の趣味“キャンプ”も日常にある、我が家。
テントを張ったり火をおこしたり、会話しながら一緒にすごす時間も自然と生まれる。
その豊かな空間が、大人になっても心をあたため続ける原風景になるイメージが浮かんだ。
お話を聴きながらのバーベキュー、素敵な夜をありがとうございました!
取材日:2019/9/17
取材を終えて
“人とつながる”住まい
取材のひとときを思い起こすと、やさしく楽しい感覚が、胸に呼び起こされます。
ご家族が、丁寧な暮らしを紡ぎ、そして人に信頼を寄せていらっしゃることで、また、みんなも寄って行きたくなる。
そして、家族のつながり、家族と仲間とのつながりを支える役割を、住まいが担っている。
そんな、ご家族とお住まいのように感じます。
・場所:鹿児島県姶良市
・敷地:626㎡(189坪) 1階:93㎡(28坪)2階:58㎡(17坪)
・完成:2017年7月
”私”が知った
シンケンの住まいづくりメモ
シンケンの家の“お引渡し前検査”・「ミケラン」
『“家という空間”は、彫刻のように、際限なく改善の余地がある。16世紀の芸術家・ミケランジェロのように、ものづくりに必死になり、真剣に楽しんで家づくりに向かいたい。今日より、明日の方がもっといいものをつくろう』
そんな想いの込もった、社員同士でシビアに、かつ、高め合う意図で「もっとこうできるのではないか」と意見をやり取りする場だ。
私も同席させてもらったことがあり、「そこをそうするんだ・・・!」というような、“創作活動”を目撃するおもしろさと、そうしてもたらされる全体の調和に、いつもわくわくしてしまう。
この記事や、1件目の記事でも現れている、「お客様の意を汲んで、要望を超える提案をするのが私たちの仕事なんだ」ということを実際に行っているのが、この場。
“トータルで考える家づくり”をするシンケンには欠かせない、とても大切な機会だ。
家のプランの前に「今どんなものをどれくらい持っているか」を確認する
それを共有し、新しい住まいでの理想の暮らしを話す中で、「もしかしたら持ち物を減らした方がいいのかもしれない」といったことを話すこともあるそうだ。
“片付け”に関する本や実践法が世の中でも知られるようになっているけれど、「どんな暮らしをしたいか」を考えるとき、持ち物から考えていくことも、とても大切なことなのだと思った。
取材している"私"について
はじめまして。鹿児島県 霧島市の海の目の前、友人たちと改修した古民家に、妻と5歳の息子と暮らしています。フリーランスになって約10年、ライターなどいくつかのお仕事をさせてもらっています。
何度かアメリカのカリフォルニアを訪ね、自然との共生や進んだ文化に惹かれています。食材はできるだけ無添加・無農薬を選ぶ傾向があり、目の前の海に癒やされながら仕事に没頭しています。
知人の紹介で「シンケンの住まいづくりを言葉で表してほしい」という依頼をいただいたのがシンケンとの出会いです。家についてほとんど知らない自分でいいのだろうか? と思いながら、広報の森畑さんにいざなわれ、シンケンの家と、住まい手さんの夢に出会っていくことになりました。
このページを見てくださっているみなさまと一緒に、シンケンの住まいづくりを知っていきたいと思います。