つくり手
インタビュー

スタッフが語る、シンケンスタイルの家づくりとは?

現場管理 中村 唯

現場管理 中村 唯住まい手さんとの良い関係を築き住まいづくりを学ぶ

中村 唯

01.シンケンに入社した経緯

シンケンに入社する前は、宮崎の工務店で働いていました。増改築がメインで、新築は年間で数棟程度を手掛ける会社で、昔ながらの大工の技で手刻みした無垢材を組み上げてつくる家を得意とする会社でした。
その会社での仕事には自信を持っていましたし、とても満足していましたが、他の会社の家も勉強してみようと思い、ネットを色々見ていた時にシンケンのホームページを発見して、「すごい会社があるな」と思ったのがシンケンを知ったきっかけです。
またちょうど同じ頃、妻の鹿児島の実家に帰った時に見たフリーペーパーに、「ワゼットスタイル」の写真を使ったシンケンの広告が出ていて、写真の美しさに目を奪われました。
そんなことがあり、一度見に行ってみようと与次郎のモデルハウスに実際に行ってみました。
モデルハウスというと、つくられた感じやよそよそしい感じすることも多いですが、周りの環境にしっくりと馴染んだつくりは、本当にリラックスしてゆったりと過ごせる心地よさがありました。庭の自然を大胆に室内に取り込むその考え方などは全く初めての体験で、「こんな家づくりがあるのか」と衝撃を受けました。
また、その時対応してくれたスタッフの坂上さんの対応が押し付けがましくなく、本当に自分の会社の家を愛しているというのが伝わってきて、それも好印象でした。
それですぐに「この会社で仕事をしたい」と決め、面接を受けました。

02.入社してから感じたこと

シンケンのスタッフは、仕事に対して熱い想いと誇りを持っていると思います。
皆がそれぞれの自分の持ち場で持ち味を活かした仕事をしているので、刺激を受けることも多いです。
たとえば、自分が仕事で行き詰まっている時、社員大工たちが建て方しているのを見ると、彼らは自分よりだいぶ年下なんですが、仕事に対する真摯な姿勢や責任感が元気な姿からどんどん伝わってきて、すごく元気をもらえます。そして、シンケンの家づくりについては、入社して時間が経てば経つほど、その凄さを実感しています。
たとえば、窓のとり方ひとつをとって見ても、家の中から外を見た時の景色をどう切り取るか、周囲の目線にどう配慮しプライバシーを守るか、風通しはどうか、外観を美しく整えるにはどこに配置するのがいいか、など本当に色々な点を総合的に検討して決めていて、こんなにも様々な気配りが必要なのだと、いつも痛感しています。

03.シンケンでの仕事

インタビュー写真

前の会社にいた頃から、家が出来上がっていく過程というのは楽しいものでしたが、シンケンに入ってからは、建て方が終わった時、建物が完成した時、植栽や外構が終わった時、「社内検査」(※建物の完成後に行う検査)を受けて手直しをした後、という風に、何段階もプロセスがあって、そのつどそのつどの楽しみがあります。
もしかしたら、お客様より自分の方が家づくりを楽しんでいるかもしれません。

現場監理の仕事を進めるうえでは、自分の中では社内検査の存在が大きいです。
ふつう、自分くらいの歳になると、それなりに仕事もできるようになって、マンネリに陥ることもあるかと思うんですが、シンケンに入ってからは、常に緊張感を持って仕事が進められています。それはやはり社内検査があるからで、社内検査の前の晩は今でもよく寝付けないくらいです(笑)。
とにかく、社内検査までにその時自分が持っているもの全てを出し切ること、それはいつも意識しています。そうすることで自分自身の中で納得ができるので、社長や参加したスタッフから厳しい意見をもらったとしても、素直に聞けるし、自分のレベルアップの機会だと思えるので全然苦にはなりません。

あと、現場監督が受け取る家の図面は、プランナー、営業、設計の中でたくさんの吟味を重ねたものなので、現場での味付けを間違えないように気をつけています。
シンケンではプランのご提案の段階でウォークスルームービーを準備していますので、お客様には完成後がイメージしやすいと大変好評ですが、実はムービーは現場監督にとっても凄くありがたいもので(笑)、何度も見て完成後の姿をイメージしています。
お客様からはよく「出来上がってみたらムービーと全く同じでビックリしました」という言葉をいただいています。

04.経営理念について

会社に「経営理念」があることはそれほど珍しいことではないですが、シンケンの場合、それがただのお飾りではなく、全社を挙げて本気で実践していこうとしていることが凄いと思います。
経営理念の実践について、特に凄いなと思うのは、それがオルスタズ(※シンケンでは協力業者の皆さんをこう呼んでいる)にまで浸透していることです。
ふつう、工務店と協力業者さんの関係というのは、どうしても「元請け-下請け」というドライな関係になりやすいんです。実際、前に勤めていた会社でも半年に一回とか、勉強会を開いて協力会社さんとの関係づくりに努めてはいましたが、なかなか上手くいきませんでした。
シンケンのオルスタズの皆さんは、納まりや植栽の植え方について本気で考えて提案してくれます。一般的には、なかなか無い関係だと思います。
これは、協力業者の方々と、一緒に仕事をしていくパートナーとしての関係が上手くできているからこそのことで、その秘密はやはり毎月行っている「オルスタズ定例会」だと思います。この会の場で、会社の考えをオルスタズの皆さんに一方的に押し付けるのではなく、現場がどうしたらより良くなるかを、職人さんたちと私たちが一緒になって考えているのが大きいんだと思います。
現場監督という仕事を行ううでで、この関係は本当にありがたいです。

05.仕事の喜び

シンケンでの仕事の大きな特徴は、「任せてもらえること」です。
上の人が信頼して仕事を任せてくれるので、自分の考えをしっかり持って行動することが必要になり、成長の機会に恵まれていると感じています。
新人でも手取り足取り教えずに、すぐに放たれるので(笑)、最初は大変なんですが、でも本当のほったらかしではなくて、どっかでフォローはしてもらえている。だから成長が早いのだと思います。

お引渡し後のお客様が本当に喜んでくださっていて、そんなお客様のお宅で、色んなことを話したり楽しんだりできる機会があることは、自分にとって一番の喜びかもしれません。
例えば、窓の大きさと位置について、社内検査の時に出た話を、お客様と話をしながら実際に確認ができる。また、シンケンの家は出来上がりが完成ではなく、住まい手が色々と手を入れながら自分でつくり上げていくようなところがありますが、それを一緒に楽しめるということは本当に嬉しいことです。
やっぱりシンケンの家というのはパッと見た時に目立つ外観で、カッコいいんですが、入社してお客様と触れ合う中で強く感じたのは、本質はそこではなくて、入居後のお客様が本当に居心地のよさを感じていることだと思うんです。そんな家をつくる会社で仕事していることは家族に対しても自慢です。

06.将来の夢・目標

2013年に完成した自宅のリビングで
2013年に完成した自宅のリビングで

以前は都会の暮らしもいいかなと思っていたんですが、シンケンに入社してから、自分の理想の暮らしが見えてきたところがあって、それは「シンプルな暮らしがしたい」ということ。自然の豊かなところで季節の移り変わりを感じながら、家庭菜園をつくったり、そういう楽しみを見つけながら穏やかに暮らしていきたい。本当の幸せというのはそういうことなんじゃないかなと。
そんな夢がかなって3年前に自宅を建てることが出来ました。テラスで朝ごはんを食べたり、庭の手入れをしたり、愛犬と散歩したり、庭で収穫したサツマイモを薪ストーブで焼きイモにして食べたり、デッキで本を読んだり、たくさんの小さな幸せを感じながら暮らしています。
そんなことをお客様と語りあえる。そういう家をつくっているというのは、本当に凄いことだなと思います。

仕事上では、本当にやりたいことをやらせてもらっているので、目標というのはあまり無いかもしれません。ただ、新築工事の仕事を、なるべく効率よくこなして、入居後のお客様宅を訪問できる時間を多く取れるようにしたいという思いはあります。
やはりご入居後のお客様が実際の生活の中で感じていることというのは、本当にためになるし、ダイレクトに仕事に活かせますから。
そうした、住まい手となったお客様とお話しできる時間をなるべく多くつくるためには、新築の現場を進めているお客様との関係のつくり方が凄く大事になってくると思います。自分の立ち居振る舞いや提案力のレベルを上げることで、家づくりが始まったばかりの方ともスムーズにいい関係がつくれるようになれば、現場を進めるスピードももっと早くできると思いますので、今はそれが自分の中の目標です。