- 2016年12/10(土)
【暮らしの見学会】「生活」と「家」の関係を考える
暮らし
直接現地にお越しいただける暮らしの見学会です。
集合場所など詳細はご予約後お知らせいたします。
【「生活」という行為は奥が深い】
「人が生活をする」という行為は
生きている間じゅう毎日繰り返されること。
あまりにも当たり前のことだから
そのことについて
深くあれこれと考えることはないかもしれません。
考えることと言えば
家事がもっとしやすくなるといいなぁ・・・とか
もっと家が広かったらいいのに・・・とか
もっと収納があればな・・・とか
もっと暖かい家に住みたいなとか。
・・・こういうことは、ぱっと頭に浮かびます。
そして家をつくるときも、ついついそのことで頭がいっぱいになってしまうもの。
もちろんこれも大事なことですが、
これまで色々な方々の家づくりのお手伝いをさせていただく中で思うことは
「人が生活をする」という行為は、実は、かなり奥深い行為のようだ・・・ということ。
そして、「家のあり方」とその奥深い「生活」は
とても親密に影響しあっているということ。
どうやらこれは間違いなさそうです。
例えば・・・
【ウッドデッキの場所で変わること】
一般にリビングの延長につくられることが多いウッドデッキですが、
キッチンの隣にウッドデッキをつくると、どうなると思いますか?
◆ 屋外で食事をする頻度が増える。
→食事を運ぶのが楽だとウッドデッキで食事をする頻度はあがります。
◆ 子どもに目が届きやすくなる。
→小学校や幼稚園から帰宅した子供たちが、夕飯の支度をしているお母さんのそばで遊ぶことになる。
◆ ウッドデッキのメンテナンスをするようになる
→使う頻度が高い場所は自然と大事にメンテナンスをするようになります。
このような効果が生まれやすくなります。
他にもいろいろあります。
・洗面台と脱衣室やトイレとの位置関係
・トイレと玄関の位置関係
・階段とキッチンの位置関係
・階段と玄関の位置関係
・個室とリビングの位置関係
・・・などなど、
【2世帯で暮らす】
今回の見学会の家は
奥様のお母さまと同居する2世帯住宅です。
そして、一緒に住んでいないご主人のお父様のことまで考えて、
それぞれの場所と場所の関係を考慮して設計した家です。
家は、家族が幸せに生きるための場所。
幸せをつくるのは簡単な事ではありません。
だからこそ家は、
その先の生活とそこから生まれる家族の関係を見据えて、
本当に色々な事を注意深く考えてつくることが大切だと思うのです。