2022.11.02

とことんミケラン記 #3
つながる窓辺の居心地

家族をつなぐ 窓辺の居心地

都城市街地からほど近い住宅地

今日のミケラン*は
アカシアの花を
ミツバチと共に追いかけて
全国を旅する
はちみつ農家さんのお家です🍯

南側の庭を隔てたところには
はちみつ造りの作業場があります

忙しい日々の中でも
この家で過ごす限られた時間が
家族のつながりを感じられるように

大きな窓から住まいと
ちょうど良い距離でつながります

作業場の窓台に腰掛けると
キッチンやダイニングの様子が見えて
なんだかほっとする居心地の良さ

ミケラン中
スタッフも自然と腰掛けていました

すると 担当の設計スタッフが
「腰掛けやすさと またぎやすさを意識して
窓の高さを設計したのですが、どうですか?」
と質問していました

さっそく
全員で座ったり またいだりして
検証していきます

「大人は全然問題なくまたげるよ」
「低めだけど、膝に肘をついてどっしり座れるから、座り心地がいい」
「小さなお子さんも並んで座りやすい高さだね」
などなど

とてもいい高さであることがわかりました!

実際の建物で
検証したからこそ分かった
心地いい高さ

今後の家づくりの肥やしになりました

一方で
座ると 目線が低くなって
道路からの視線が気になってしまうことが分かりました

そこで
低木を植えてしっかりと目隠しをすることに

アプローチや外観のことも考えて
植える位置を検討しました

この空間の居心地が
もっと良くなるように
ちょっとした違和感も放置しません

家族が並んで
ほっと一息つける居場所を作ることができました

 

大井まとめ
シンケンでは、設計時に窓辺の居心地、見える景色、外観内観のバランスなど、様々なことを考慮して、窓の高さや位置を決めています。これがとても難しいのですが、ミケランを積み重ねている先輩スタッフは、絶妙な答えを知っているような気がします。もちろん、たくさん考えて、作成した3D上で何度も検証しながら設計するのですが、それに加えて、ミケランで居心地の良い空間を経験し、常に追求し続けていることが効いているなと思います。実際の空間を体感し、感覚を養うことの大切さを感じたミケランでした。

 

ミケラン記者の大井です
“ミケラン” とは

・引渡し前の住まいをさらにブラッシュアップする
・スタッフ同士で価値観を共有し合う

主にこの2つの意味を持った社内完成検査・研鑽のことです。

ミケランでは、
家づくりへの情熱溢れるシンケンスタッフが集まって、
万全の状態でお引き渡しができるように検査をし、
気になる点について 意見やアイデアを共有します。

自分達が納得いくまで「喧々諤々」話し合います。

議論が白熱しすぎることもしばしば、、、
その場で改善工事が始まることも!?

そんな熱いミケランの様子を、入社一年目の私がフレッシュな感覚でお伝えします。
シンケンが大切にしている考え、設計の工夫、スタッフの魅力などなど、
知ってうれしい情報を盛り沢山でお届けします。

 

注釈
ミケラン:引き渡し前に行う、シンケン独自の社内完成検査・研鑽のこと。

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