2019.05.28

階段は、家族のあいさつ通り

5月の連休のあいだは家のことをあれこれとするつもりでしたが、少し庭の手入れをした程度で、あとはぼけ〜っと過ごしました。

本を読んだり、息子と並んでただ外を眺めたりと、そんなひとときも いいものですね。
心からリラックスできた気がします。

すっかり一人で階段の昇り降りができるようになった3歳の息子は、毎朝降りてくる途中で立ち止まり「おはよう」とキッチンに立つ妻にあいさつをしてくれます。
就寝前には、食卓に居残る私に「おやすみ」と声をかけ、てくてくと階段を上がっていきます。



なんてことない事のように思われるかもしれませんが、その様子を見ていると、なんとなく”いい子”に育ちそうな予感がします♪

それは、自然と挨拶が生まれ、何気なく家族の様子がうかがえるところに階段が置かれているからなのかもしれません。

階段は「どこに在るか」でその役割が大きく変わってきます。
各階をつなぐためだけであれば、玄関を開けてすぐ目の前にあってもいいのかもしれませんね。

しかし、家は ”情愛を育む” 場です。
その中において階段にも、人と人の心をつなぐ役割を担ってほしいなと願い、常々設計しております。

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家族をつなぐ、楽しい階段。
見学会に、たしかめにいらしてください。

内田 祐輔

 

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