小山 慧

おやま けい

お客様の人生の真ん中に
豊かな暮らしを

原風景:
原型となる風景。「保存したい日本農村の_」。
幼時に印象に刻まれ、成人しても思いが馳せる景色。

原風景:
原型となる風景。「保存したい日本農村の_」。
幼時に印象に刻まれ、成人しても思いが馳せる景色。

1996年、私が小学3年生になる時に、両親がシンケンで家を建てました。

それまでは賃貸マンションや分譲マンションを移り住んでいたのですが、
何故だかその頃のマンションでの暮らしはあまり覚えておりません。
幼い私にとって、決して不満のあるマンション暮らしではなかったはずなのですが、
もしもあのままマンションでの暮らしが続いていたら、
私にとっての「原風景」は毎日の様に母や祖父に連れて行ってもらった
近所のショッピングモールのおもちゃ屋さんやゲームコーナーだったかもしれません。

ショッピングモール

シンケンのお家での暮らしが始まると、
「春は玄関先の桜を眺めながらお花見をして・・」
「夏は休みの度にデッキでBBQをしたり、遠くの花火大会を家からみたり、
夜は風の抜ける1Fの涼しい和室で寝て・・」
「秋は美しく澄んだ空に沈む夕日と明るい月明かりの下で読書をしたり・・」
「冬は家族みんなでワイワイ入れる木のお風呂にお湯をいっぱい溜めてザブーーん!したり、朝起きて雪が積もっていた日は庭の芝生に積もった雪で遊んだり・・」
そんな家族で過ごした四季の想い出が今の私の原風景となっています。

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当時人見知りだった私は、小学校を転校することへの不安が強かったのですが、
友達を連れてくると「小山んちかっこいいー!!また来よう!」
なんて言われて、友達と打ち解けるきっかけさえもくれた自分のお家が、
子供ながらに大好きで、自慢の僕んちでした。

中学生になると同時に全寮制の学校での寮生活が始まりました。
寮生活が始まってまず最初に驚いたのは、寮の中でみんながスリッパを履いて生活している事でした。
それもそのはず、塩ビシートが張り巡らされた床は裸足で歩くとベタベタするし、
冬はキンキンに冷たいのです。それに加えて冬は廊下がとーっても寒い。
この事も当時の私にとっては衝撃的でした。
その生活を経験して初めて、実家の木の床が温かいのは普通ではないのだなという事を知りました。
シンケンのお家で標準搭載されている太陽熱の床暖房ですが、これがあるから家のどこに居ても心地よくて、かつ開放的なプランが成立しています。

「何やら僕の実家はただの木造の家じゃなくて、他にも色々と秘密がありそうだな」
そう感じ始めたこの頃から、私は少しずつ「建築」というフィールドに惹かれていったのです。

そよ風 冬のしくみ そよ風 冬のしくみ

高校卒業後は福岡の大学に進学しました。
公共施設や商業施設、オフィスなど様々な種類の建築の設計課題に取り組みましたが、 なかでも住宅の設計課題は「住まい手に豊かな暮らしをもたらす家であるべきだ」
と明確なビジョンを持って挑みました。
いつも課題に取り組む時にイメージする人と人の距離感や豊かな暮らしは、
少年期を過ごした実家での暮らしでした。
つまり私にとって住宅を設計するという事は、
私の中の原風景を建築の理論・形にまで投影する事だったのです。

そんな私が卒業後の進路としてシンケンで働くことを志すのは、
ある種必然であったと思います。

シンケンに入社してからは3年半ほど社員大工を経験し、
その後7年ほど現場管理をさせていただきました。
現場で働く魅力的な職人達に囲まれながら、
居心地のいい住まいづくりに情熱を燃やした10年間は、
私がイメージするいい暮らしがどのような空間によってもたらされるのか・・
その答え合わせを丁寧に行なっていく様な贅沢な時間でした。

そんな10年間の集大成として、
2021年、シンケンで自宅を建てました。

妻と子供が笑顔で毎日を過ごしてくれる。
遊びに来てくれた友人達が喜んで長居をしてくれる。
シンプルですが、とても幸せな事だと感じております。

自宅の完成を機に、今度は営業という立場で
お客様とのご縁を紡いでいく事となりました。
現場時代にミリ単位での細かい所までシンケンの家づくりにどっぷりと浸かり、
心地よい空間のつくり方を追求してきた私が、
お客様の抱く理想の暮らしのイメージを丁寧に紐解き、
とことんこだわってカタチにするお手伝いをさせていただきます。

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    2021年完成 わが家

  • 家族写真
  • 子どもたち
  • キッチン ダイニング
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様々な物事が目まぐるしく移り変わる現代
でもそんな現代においてこれまでも
そしてこれからも変わらないことがあります
それは私たちが家に住み、家に帰るということ
言うまでもなく人生には楽あれば苦もあり
すんなり物事が進む事もあれば
まわり道をする事もあるでしょう
でもその道の先に必ず帰る大好きな家があり
そこでの豊かな暮らしが待っているということ
きっとそれだけで私達は今よりももっと前向きに
全力でその道を歩むことができると思うのです
お客様の人生の真ん中に豊かな暮らしを・・
そして我々の次の世代に
豊かな原風景を残していくこと
それが私の使命であり、願いです

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生まれた年 1987年
入社年 2012年4月
シンケン歴 13 年目
経 歴

鹿児島県出身

九州大学工学部建築学科 卒業
  ↓
2012年~ シンケン社員大工 3年
  ↓
2015年~ 福岡現場管理
  ↓
2022年~ 営業

家族構成 妻、長男、次男
趣味・特技 バスケットボール