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帰り道にわが家のアプローチが見えてくると、「やっぱりいいなぁ」と顔がほころぶ。家の顔とも言えるアプローチは、ちょっとだけ〝自家自賛〟したくなる、さりげなく気持ちのいい佇まいでありたいものです。
アプローチは、家の顔であると同時に、街と家をつなぐ大切な役目をもっています。玄関まで歩くひとときを楽しめるように、ここに小さなストーリーを描きましょう。
街から家へ。新緑のトンネルをくぐると、小さな花々が彩るアプローチが見えてきます。木漏れ日ゆれる石畳を踏みしめながらカーブのある小径を曲がると、わが家の玄関が見えてきて「あぁ、帰ってきたな」とうれしくなります。わずかな距離ではありますが、アプローチを歩く時間が特別なものになるように、情景をイメージしながら空間をつくりあげていくのです。
帰り道のわが家にときめき、玄関までのひとときに心が躍る。そんな幸せにつながるアプローチをつくりましょう。